前世療法は本物？生まれ変わり＆前世は本当にあるの？

日本は仏教の『輪廻転生（生まれ変わり）』の考え方が根強いため、だれでも軽い気持ちで、

などと、言ったことはあるのではないでしょうか。

生まれ変わりや前世が本当にあるかどうか。

結論から言うと…

科学的に証明されたことがないからわかりません！

わたしは前世療法士（ヒプノセラピスト）として、クライアント様自身が自分の前世を追体験できるセッションを提供しています。

その中で、前世があるかどうかよりも大切なことがあると気がつきました。

それは、前世療法では前世のイメージを通して「今」にフォーカスしていくことのほうがずっとずっと大切ということです。

この記事では、

を前世療法士としての視点でまとめています！

この記事を読むと、前世療法で前世を見て「今」につなげることの大切さがよくわかりますよ♡

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生まれ変わり＆前世は本当にあるの？

『前世』や『輪廻転生（生まれ変わり）』の概念は、古くから多くの宗教で親しまれてきました。

宗教的に見た前世について考えてみたいと思います。

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前世療法士による前世の解説に飛ぶ！

生まれ変わりの考え方の起源は明確にはわかっていませんが、古代の宗教や哲学に広く見られています。

などでは、生まれ変わりや死後の世界の考え方が強くあります。

日本人であるわたしたちが慣れ親しんでいる仏教には輪廻転生の考え方があります。

善行を積んだ人は来世で良い生まれとなり、悪行を積んだ人は来世で苦しい生まれとなるため、今世では心の浄化を追求します。

仏教の輪廻転生の目的はこの生死の繰り返しからの離脱です。

悟りを開くことで、過去のカルマや欲望から自由になり、苦しみや煩悩から解放されることを目指します。

先日、チベット仏教の教えである『死者の書』をスタジオジブリが映像化したドキュメンタリーを見ました。

チベットでは、たくさんの人が来世を信じていて、そのため、

と言うチベット人が多かったです。

というより、ほぼ生まれ変わることを当たり前に考えているという印象でした。

同じような考え方は古くからあり、古代エジプト宗教でもすでに死後の世界の生命が信じられていました。

古代エジプト人たちは、死後、魂が新たな体に移ると考えていました。

魂は死後に特定の評価を受け、オシリスという神のもとで審判を受けます。

善行を行った人は来世で幸福になり、悪徳を行ったものは来世で負のカルマに苦しむとされていました。

生まれ変わりや前世が本当にあるかどうかは、当然ながら科学的に証明されていません。

ですが、このように長い歴史の中で、『人々が正しく生きられるための教え』として、たしかに生まれ変わりの考えは根づいてきました。

生まれ変わりの考えがないキリスト教では、魂は一度だけ人間の体験を経験し、死後に審判を受けるという考え方が一般的です。
魂は天国や地獄へ行くことが決まり、ふたたび生まれ変わることはありません。

このように、生まれ変わりや前世の考え方は『人生をより良いものにするための古くからの知恵』なのです。

生まれ変わり＆前世が本当にあるかよりも大切なこと

生まれ変わりや前世を自分自身で体験できるセラピーがあるのをご存知でしょうか？

ヒプノセラピー（日本語で言うと催眠療法）のひとつで、『前世療法』です。

前世療法とはヒプノセラピーの一種。
セラピストの声による誘導でクライアントが催眠状態になり、クライアント自身で前世を追体験する。
前世からの気づきにより、今に必要なメッセージを受け取る。

ヒプノセラピーや前世療法についてくわしく知りたい方は、この記事をどうぞ♡簡単に理解できるように徹底解説しています。

前世療法を受けてくださった方、検討している方からよく言われるのが、

ということ。

たった今セッションを受けてめちゃくちゃ臨場感のある前世を見たばかりのクライアント様にも言われます。

やっぱり前世を自分で見ると「妄想じゃないか？」って不安になるんですよね。

でもそれって逆に「この前世が本物であってほしい」という気持ちの表れでもあると思います。

大切なことを言いますね！

「生まれ変わりや前世があるかどうかの議論は前世療法の本質ではない」です。

どういうことか簡単に言うと、

ということです。

前世療法では、脳の奥深くにある無自覚の領域である潜在意識にアクセスします。

意識を上の図のようにひとつの氷山とします。

なんと自分の意識の90％以上は潜在意識が占めているのです。

つまり、自覚できない意識のほうが圧倒的に多く、それが自分の意識のほとんどを作っていると言えます！

潜在意識には過去世の記憶も眠っているので、前世療法ではこの潜在意識にアクセスします。

そうすると、クライアント様は前世をただ見るだけではなく、その前世を通して

この感情、使命・課題、思考癖や思い込みは、クライアント様自身の中からしか出てきません。

そしてセッションが終わると、「前世でこうだったから、今世はこうしていきたいと思った」とみなさん気づきを受け取ります。

つまり、前世が本当にあるかどうかより、潜在意識が『前世』という概念を通してどのようなイメージを見せてくれるかのほうがずっと大切なんです。

潜在意識はいつも必要なメッセージや気づきを与えてくれます。

前世療法で見た前世の真偽を問うのではなく、潜在意識がくれたメッセージをどう生かしていくかの学びにエネルギーを使ってほしいのです♡

そう考えると、前世療法って「過去」を振り返るものなのに、「今」にフォーカスしていくからおもしろいですよね！

前世療法の生まれ変わりや前世は本物か？

とは言っても、

前世療法に出てきた前世は本物か？

気になりますよね！

前世療法で前世を体験しても、中には「自分で作ってしまっているんじゃないか」と疑ってしまう人は多いです。

（「100％絶対に本物ですよ！」って言われるより良くないですか？ダメ？笑）

でもわたしは、前世療法で見た前世のイメージは全部正解だと考えています。

だからといって、『正解＝本物』と言い切っているわけではありません。

前世療法でのイメージは自分で作ってる？

前世療法で出てきた景色が自分が思ってもいないものだと（原始時代とかジャングルとか）、クライアント様は「自分で想像したものではないんだ」と納得することが多いようです。

でも、前世療法で出てきた前世のイメージが憧れの外国の風景だった場合、

と思ってしまうことが多いようです。

しかしこうは考えられないでしょうか？

前世でそこに住んでいたからこそ、今世でなんとなくいいなと思う・憧れる。

今世では意識できる記憶として残っていないけど、潜在意識に過去世の記憶が残っているから懐かしく感じる…。

そう思うと、憧れた国が前世として出てきても不思議じゃないですよね。

自分の話になりますが、わたしが前世療法を受けたときにイギリスのロンドンが出てきたことがあります。

わたしは子どもの頃からロンドンのシャーロックホームズ時代の服装や情景が大好きで、パイプをくわえて馬車に乗るイギリス紳士に憧れていました。

イギリス英語のアクセントも大好きです。

大人になって前世療法を受けたところ、出てきた過去世がバッチリその時代と場所にかぶっていました。

のパターンです。

そのときのヒプノセラピー体験談は別記事にしているので、もしよかったらご覧ください。

イギリスロンドンで今世の娘と夫婦でした。娘とは過去世から精神的な結びつきが強いと実感して涙した前世療法の体験談です！

前世で住んでいた場所に実際に訪問してきました。

生まれ変わり＆前世があるかも…なサイン

前世療法を受けて「これは本当なんだろうか？」と疑ってしまうとき、現実世界にサインが送られてくるときがあります。

だれがどういう理由で送ってくるのかわかりませんが、「これは本物だよ」というサインがセッション後に身近に起こるのです。

ケース①

①今世の娘との関係性がわかる過去世を見て号泣した後

➡セッション後にふらっと寄ったカフェで何気なくケーキケースを見たら娘の名前がついたケーキが売られていた！

あまりに疑いが強いときには、セッション中に催眠にかかっている状態で、「このサインを見たら本物！」と決めることもあります。

ケース②

②前世療法の中に他界した父が出てきてシロツメクサの冠がキーアイテムだったので、「（当時3歳の）娘が24時間以内にシロツメクサを指さす」というサインを決めた後

➡セッションの翌日（24時間以内）、娘がシロツメクサを指さして「ママ、シロツメクサって知ってる？この花だよ」と言ってきた！

ケース③

③タイタニックで助かった過去世を見たときに、あまりに有名な海難事故なので疑いが強かったので「だれかがタイタニックの話を振ってくる」というサインを決めた後、

➡土曜ロードショーでタイタニックが放送されることが決定、さらにタイタニック観光の潜水艦が行方不明になる事故があり、世界中でタイタニックが話題になる

ケース④

④宇宙人の過去世を見たときに、「娘が地球の形の何かをわたしに差し出す」と決めた後、

➡翌日に娘がどこにしまってあったかわからない地球儀を持ってきて回していた

などなど、たくさんのサインを受け取っています！

セッションをしたクライアント様もサインを報告してくださることが多く、本当におもしろいです。

さらに、わたしが見た前世と友だちが見た前世がかぶっていて、見た物が一致したときなんて大興奮の大盛り上がりです♡

こんなふうに前世があるとしか説明できない不思議な出来事があることも事実。

サインが本物である科学的根拠はもちろんありませんが、こういうものは

信じたほうが楽しい！

サインをサインとして受け取るかどうかはその人次第ですが、疑いが強い人にもサインは登場するのがおもしろいところです。

前世療法の前世は80％が本物

前世療法を世に広めたのはアメリカの精神科医ブライアン・ワイス博士の『前世療法』という本です。

バリバリ理系の顕在意識で生きていたブライアン・ワイス博士が、スピリチュアルな経験をして半信半疑ながらも前世療法を認めていく姿がおもしろい！

ブライアン・ワイス博士は、数多くの前世療法の臨床体験を重ね、過去世の体験についてこのような数字を書籍内で打ち出しています。

本当の前世の記憶	80％
シンボルや比喩	10％
記憶の歪み・偽り・間違い	10％

なんと、前世療法に出てくる前世のイメージの80％は本物の前世の記憶に起因しているとのことです。

おもしろいのは、前世療法に出てくる前世にも記憶の歪みや間違いがあるということ。

たとえば、あなたが今の人生の子ども時代まで退行して、幼稚園のことを思い出すように言われたとします。当時の先生の名前や自分の服装や壁に貼ってあった地図、友達のこと、教室のみどり色の壁紙などを思い出すかもしれません。そのあと調べてみると、幼稚園の壁紙は本当は黄色だったこと、緑色の壁紙は小学校一年生の時のことだとわかったとします。しかし、そうだからと言って、あなたの他の記憶も間違っているとはいえません。
同じ様に、過去世の記憶は一種の歴史小説といった性格を持っています。お話はファンタジーや創作、ゆがみ等がいっぱいあるかもしれませんが、その核心はしっかりした正確な記憶なのです。同じ現象は夢の中でも今生での過去への退行の場合にも起こります。みんな、役に立つのです。真実はその中にあるからです。

『前世療法2』ブライアン・ワイス博士著、PHP出版

この引用、前世療法士ならみなさんしっくりくるのではないでしょうか。笑

前述しましたが、わたしは前世療法を提供する中でこう考えるようになりました。

「前世があるかどうかよりも前世療法を通じて受け取ったイメージが重要で、それらはすべて今世の生きるヒントになる」

ワイス博士も同じことをおっしゃっていて、とても嬉しく思いました。

オマケ
さらにワイス博士によると、わたしたちが普段見ている夢の15%は前世の記憶とのことです。

子ども時代は過去世の繰り返し？

前世療法で出てきた過去世のイメージが、自分の子ども時代のトラウマをそのまま投影していることがよくあります。

それでは、これは自分が作り出してしまった妄想でしょうか？

正統的な精神科医は過去世の記憶は心理的幻想に過ぎないと思うかもしれません。過去世の記憶は、子供時代の問題やトラウマの投影であり、作り話に過ぎないのでしょうか。
私や私に手紙をくれた医師たちの経験によれば、これは本当はまったく逆の関係にあります。まず過去世があり、その記憶や衝撃やエネルギーが、今の人生の子ども時代を形成してゆくようです。長い間ずっとくり返されていたパターンが、もう一度ここでくり返されただけなのです。

『前世療法2』ブライアン・ワイス博士著、PHP出版

これも、最近ヒプノセラピスト仲間と盛り上がっていた話題と同じ！！←興奮。笑

つまりどういうことかというと…

過去世で持ち越したネガティブな感情は、今世の幼児期に繰り返されるということです。

このネガティブな感情を今世で解消するのかどうか、それはその人次第です。

前世療法はそこに気づくことができます。

とはいえ、前世療法をしたからといって必ず「ネガティブな感情」が出てくるわけではありません。
前世が幸せだっということを知ったり、本来の自分はこうだったと前世のイメージから思い出して癒しを感じたり、とにかく楽しい前世をくまなく探索したり。
楽しいだけのセッションもあり！

強い感情を伴う前世は本物の記憶

さらに、ワイス博士は「とくに強い感情を伴う前世のイメージは本物の記憶である」と言っています。

前世療法では、前世を見ている際に強い感情が湧いてきて涙が出る…ということがあります。

とおっしゃるクライアント様もいます。

勝手に自分でイメージを作りだすことができても、そこに強い感情が伴って涙が出るものでしょうか？

わたし自身もクライアントとして経験がありますが、強い感情が出ると「本当なんだ」と納得できることが多いです。

※中にはそれでも半信半疑な方もいらっしゃいます。

なぜ前世療法をすると強い感情が出てくることが多いかと言うと、右脳＝潜在意識だからです。

右脳はイメージや記憶力を司る脳の部位ですが、さらに感情をコントロールする部位でもあります。

感情を伴う記憶は右脳に定着しますが、さらに、強い感情を伴った体験はより深く右脳に記憶されるという性質があります。

前世療法では潜在意識に深くアクセスしますが、潜在意識は右脳の働きです。

なので、強い感情が伴う前世の記憶が前世療法で出てきやすいんです。

生まれ変わり＆前世は本当にあるかまとめ

生まれ変わりや前世が本当にあるかどうかは、科学的に証明されたことがないのでわかりません！

しかし、輪廻転生の考え方は歴史的にも多くの宗教で受け入れられてきました。

それは、『人生をより良いものにするための古くからの知恵』です。

前世療法では、前世が本当にあるかどうかは実はさほど大切ではありません。

潜在意識が「前世」という概念を通して見せてくれるイメージのほうがずっと大切です。

• どうして自分はこの前世を見たのか…
• 今世の自分に共通するところ、まったく違うところはないか…
• その前世から何を学び今世にどう生かしていくか…

前世療法を通して、「今」にフォーカスして「今」を見ていくことが大切です。

もしあなたが前世療法に関心が強いなら、そろそろ前世からのパターンを抜け出したいと潜在意識が思っているタイミングなのかもしれません。

そのために前世療法を活用してくださるとわたしもとっても嬉しいです。

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