ヒプノセラピーとは？前世療法は怪しいの？効果や危険性も徹底解説！

この記事では、ヒプノセラピー（前世療法）とは何かについて、現役ヒプノセラピストが徹底的に解説しています。

結論から言って、ヒプノセラピーは脳科学にもとづいた確かな心理療法なので怪しくありません。

でも、受けたことない人が怪しがる気持ちはめちゃくちゃわかる！笑

その原因として、ヒプノセラピーが世の中に正しく理解されていないということがあります。

怪しいと思われがちなヒプノセラピーなので、地に足のついた確実な情報を、わかりやすくまとめています。

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ヒプノセラピーとは？怪しいの？

イギリスでは1955年、アメリカでは1958年に有効な医療法として認められてます（日本では現時点では民間療法の扱いとなります）。

18世紀後半のフランツ・アントン・メスメルという医師が初めてヒプノセラピーを行い、現在まで200年以上の歴史があります。

日本では催眠術のイメージが強く、「催眠？怪しい！」と思われがちなヒプノセラピーですが、欧米では医療現場で一般的に使われています。

脳科学にもとづいた心理療法であり、その効果は科学的に実証されています。

そのため、ヒプノセラピー自体は怪しいものではありません！

ヒプノセラピーの種類

一口にヒプノセラピーと言っても、その中には多くの種類があり、セラピストによって得意・不得意があります。

ヒプノセラピーを受ける際は、自分の受けたい療法とセラピストの得意分野が合っているか必ず確認しましょう！

呼び方が違うこともあります。ほかにもありますが、メインどころを挙げました。

ひとつずつ、怪しさ度とともに簡単に説明していきますね。

幼児期退行（インナーチャイルド）

怪しさ度

幼児期のトラウマが無意識のうちに現在の問題につながっていることがあります。

幼児期退行では、幼児期の記憶にアクセスし、インナーチャイルドを癒やし、トラウマを解放して現在の問題を改善します。

インナーチャイルドとは、傷ついたままになっている内なる幼い自分のこと

胎内期退行もあり、胎内記憶を見に行くこともできます。親子の絆を認識したり生まれてきた意味を知るのに役立ちます。

暗示療法

怪しさ度

顕在意識を通さず潜在意識にダイレクトに暗示をかけることで、クライアントが問題としている行動や症状を改善します。

フランスの精神科医、心理学者、薬剤師のエミール・クーエ（1857年～1926年）が治療に使って喘息などの症状を完治したことが始まり。

クーエは「私は毎日あらゆる面でますます良くなっていく」と毎日唱える有名な自己暗示法を提唱しています。

ポジティブな自己暗示は、アファメーションという言葉でよく知られていますよね！

未来療法

怪しさ度

クライアントの未来を見に行きます。

クライアントの望むより良い未来のイメージをインプットして、潜在意識を書き換えるセラピーです。

クライアントが理想とする未来を具体的に思い描いて五感を使って体験するため、強力な引き寄せが起こります。

前世療法

怪しさ度

セラピストの声の誘導により、クライアントは催眠状態に入って「自分自身で」前世の記憶を追体験します。

驚くことに、現在（今世）に原因が見つからない問題点が前世の記憶の中にあることが多いです。

※前世療法については、さらにくわしく、歴史や体験談をふまえてのちほど説明します。

再会療法（悲嘆療法）

怪しさ度

亡くした人やペットに対する悲しみを癒やすためのセラピーです。悲嘆療法ともいいます。

クライアントが催眠状態で亡くした人（ペット）の魂と再会し、対話をすることもあります。

喪失に向き合い、感情を出し切り、悲しみを受け止めることを重要視します。

ハイヤーセルフ療法

怪しさ度

催眠状態で、ハイヤーセルフや自分の魂と対話をすることで自己理解を深めるセラピーです。

内なる自己の発見や自己の内面にある答えに気づき、自己成長を促します。

あるがままの自分に気づいて受け入れられるようになるため、自己肯定や自己受容が高まります。

ハイヤーセルフとは、高次元に存在する自分自身のこと（★高次元＝わたしたちのいる三次元より上の次元）で、いつも自分の内側にあり自分を見守っていると言われています。

ヒプノセラピーで扱う潜在意識とは？

ヒプノセラピーが怪しいと思われる要因のひとつが「潜在意識」という言葉です。

スピリチュアルっぽい用語ですが、現実的な用語です。

人間の全意識を大きく2つに分けると、「顕在意識」と「潜在意識」に分けることができます。

この2つの意識はよく氷山でたとえられることが多いです。

この2つの意識の間にクリティカルファクターと呼ばれるフタがあります。

このフタは10歳前後に閉じると言われています。

このフタは大人であれば普段閉じていますが、ヒプノセラピーで催眠状態に誘導することでフタが開きます。

そのため、クライアントは潜在意識にアクセスすることができるんです。

催眠状態とはどういうこと？

ヒプノセラピーでは、潜在意識に深くアクセスするために催眠状態になります。

この「催眠」という言葉がヒプノセラピー＝怪しいと思わせてしまう言葉でもあります。

実際のところ、催眠状態はまったく怪しくありません！

簡単にいうと、催眠とは超リラックスしている状態のこと。

人は1日のうちに実は何度も催眠状態になっています。

これすべて、催眠状態に入っていると考えられています。ほかにもあります。

なので、催眠はまったく特別なものではなく、自覚していないだけでだれもが日々経験しているんです！

催眠と聞くと催眠術が思い浮かぶため、

と思ってしまうのではないでしょうか。

ですが、催眠術はあくまでエンターテインメントでショーなので、ヒプノセラピーの催眠とはまったく別物です。

ヒプノセラピーでは催眠状態になってもクライアントの意識はありますし、自分で自分をコントロールできますので安心してください。

なんとヒプノセラピー中でもトイレ休憩もできるし、ちょっと休んでお水も飲めます。

ここまでの話をまとめると、超リラックスした状態に誘導されて潜在意識にアクセスするのがヒプノセラピーです。

潜在意識や催眠については研究がされており、実際に催眠によって潜在意識の記憶が書き換わることも実証されています。

ここまで理解するとヒプノセラピーがけっして怪しくはないことがおわかりいただけるでしょうか。

前世療法って怪しい…？

と思う方の大半が怪しんでいるのは、『前世療法』ではないでしょうか。

なぜなら、前世という概念に実態がないからです。

だからといって、前世療法をするセラピストがイカサマをしているわけではない！

ということをお話します。

前世療法とは？

前世療法では、ヒプノセラピーの手法を使ってクライアントが「自分自身で」前世を追体験することができます。

という声が聞こえてきそうですが…！

前世を追体験することで、過去のトラウマが解消されたり現在の問題の改善につながったりします。

輪廻転生や生まれ変わりの考え方は、仏教、ヒンドゥー教、東洋、エジプト、ギリシャ、ローマなどで宗教的に信じられてきました。

前世療法が広がったのは、アメリカの精神科医ブライアン・L・ワイス博士が1986年に出版した著書『前世療法』。

この本には、ワイス博士が1980年に患者に幼児期退行を行っているところ、偶然に前世の記憶が出てきた事例が紹介されていました。

ワイス博士は精神科医でありクリスチャン（生まれ変わりの考え方がない）であったことから、最初は疑っていたのですが、

などから、過去世があるとしか思えなくなり、前世療法の効果を広めるようになりました。

日本で前世療法が広まったのも、このワイス博士の『前世療法』が大きく影響しています。

前世は本当にあるの？

日本には昔から仏教の輪廻転生の考え方があり、一般的に受け入れやすい考え方ではありますね。

生まれ変わりモノの漫画が流行ったり、『オーラの泉』という前世を扱ったTV番組が流行ったり…

日本人は魂は生まれ変わるものという考え方が根強いです。

前世があるかどうか科学的に実証されていないためだれにもわかりません。

でも、前世が本当にあるかどうかは前世療法をする上でそれほど重要ではないんです。

大切なのは、潜在意識が「前世」という形で見せてくれているイメージからどんなメッセージを受け取るか。

前世療法中に出てくる過去世での人生を通じて、

といった現在の問題につながる発見があります。

どうして潜在意識がその「前世」のイメージを見せたのか。

前世療法での発見をどう現在（今世）の問題改善につなげるか。

こっちのほうが重要なのではないでしょうか。

こう聞くと無責任に感じる方もいるかもしれませんが、その上で前世を信じるかどうかはクライアント次第なのです。

とは言え、わたしも前世療法を実施するヒプノセラピストとして多くのセッションを経験していますが、

前世療法で出てきたイメージの内容が史実と合っていたり実際の場所が見つかったりして、

前世があるとしか思えない！

という不思議な体験を何度もしています。

わたし自身はこういうスタンスでやっております。

もっと徹底的に、前世があるのかないのかをプロの前世療法士の視線で見解を述べています。

「前世があるとしか思えない！」なエピソードも紹介しています。

ヒプノセラピー（前世療法）の効果

ヒプノセラピー（前世療法）の効果は幅広いです。

それは、ヒプノセラピーでは誰かからアドバイスやカウンセリングを受けるわけではないからです。

クライアントが自分自身で潜在意識にアクセスしていくのがヒプノセラピーなのです！

自分自身で体験して必要な気づきを得るからストンと腑に落ちるんです。

メッセージに納得して自分の人生を見直すキッカケになります。

ヒプノセラピストとしても毎回クライアントの気づきが予想できないところに着地するのでおもしろさを感じています。

ヒプノセラピー（前世療法）の危険性

ヒプノセラピストに催眠術でコントロールされるわけではないということをお伝えしました。

ヒプノセラピーは基本的にとても安全なメソッドで、危険性やリスクは少ないです。

ただ、注意事項として覚えておいてほしいことがあります。

ヒプノセラピーは治療ではない

ヒプノセラピーは医療による治療ではなく、民間療法（代替療法）であるという点は理解しておかなければなりません。

アメリカ・イギリスでは医療現場で有効な治療法として活躍しているヒプノセラピーですが、日本ではあくまで民間療法の扱いです。

だから「ダメ！」と言っているわけではなく、あくまでヒプノセラピーが治療目的ではないことをクライアントがしっかり理解する必要があります。

目的は病気を治すことではなく、生きづらさやしんどさを和らげたり生活の質を向上させたりするためのものです。

ヒプノセラピーに慎重になるべき人もいる

以下の方は慎重になる必要があります。

心療内科に通っている方は、かかりつけ医師に相談して必ず許可を得てください。

症状によってはヒプノセラピーを避けたほうがいい場合もありますので、症状との相性を必ず確認してください。

また、ヒプノセラピーでは強い感情が出てくる場合があるので、感受性が豊かな妊娠中・未成年の方は注意が必要です。

上記の方を積極的に受け付けているセラピストもいますので、セラピストへ事前に相談してくださいね。

ちなみにわたしは妊娠中ヒプノセラピーを受けて、当時しんどかった子育てがとっても楽になった経験があります。

スピリチュアルなヒプノセラピーもある

中にはヒプノセラピーを過剰にスピリチュアルなものとうたって提供している方もいます。

ただ、受けてみて「あれ？なんか思っていたのと違う…」と思うともったいないです！

事前にヒプノセラピストの発信（SNS・ブログなど）を見たり、問い合わせて確認したりするのは大事です。

ヒプノセラピストの国家資格はない

ヒプノセラピストに国家資格はありません。

「わたしはヒプノセラピストです」と名乗ってしまえばだれでもヒプノセラピストを語れます！

こういった判断基準をもって検討できるといいですね。

ヒプノセラピーを受けるには？

ヒプノセラピーを受けるにはどうしたらいいかわからない…という方もいるはず。

最近ではコロナもありZOOMなどのオンラインで提供しているヒプノセラピーが増えてきました！

という方には願ったり叶ったりですね♡

ヒプノセラピーの所要時間と料金相場

ヒプノセラピーの料金相場は、2時間～3時間で20,000円～30,000円です。

このちょっとお高めな業界標準価格も怪しさを増す一因かもしれませんね！

わたしもZOOM対応でヒプノセラピーのセッションを提供しています。

セッションの流れや料金についても詳しく書いているので、こちらの記事をご覧ください。

現在モニター様募集中です♡

ヒプノセラピーはセルフ（自分）でもできる！

ここまで読んでもどうしても「怪しい！」から抜けられない方。

まずはセルフでヒプノセラピーやってみるのもいいかもしれません。

わたしの師匠である根本恵理子先生がセルフ前世療法のやり方を本で出しています。

誘導音声がダウンロードできるので、試しにやってみる価値ありです♡

最初のうちは音声を聞きながら寝ちゃうことが多いですが、何度か試していたら前世が出てくるかもしれません。

ただ、前世のイメージが浮かんでもそこからメッセージを受け取るのはセルフでは難易度が高いです。

セルフだと曖昧だったりメッセージがわからなかったりする場合は、個別セッションをおススメします！

個人的にヒプノセラピスト漫画家のみかんありささんの本についてる誘導音声も好きです～♡

ヒプノセラピーは怪しい？まとめ

ヒプノセラピーは脳科学にもとづいた確かな心理療法なので、怪しいものではありません。

個人的にはこういった点を確認しておくと安心かと思います。

ヒプノセラピーはジャンルが幅広いので、とくに①は大事です。

わたしもヒプノセラピストとして、1人でも多くの人にヒプノセラピーの良さを知ってもらいたい！

お安いセラピーではないので、少しでも疑問があるならヒプノセラピストに直接問い合わせをして不明点を解消しておきましょう♡

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