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はるな
親子の絆を深める専門家
2児(男女)の母。2018年に娘を授かってから、幸せな親子関係の構築について学び、そのための講師資格やセラピスト資格を取得しました。

子育て暗黒期を乗り越えた経験から、「子育てしんどいマインドのママを1人でも減らしたい」という気持ちで、ママのマインドの整え方と子育ての実践法の両方面から発信、活動しています。

子育てコーチ|JBCH認定ヒプノセラピスト|マインドフルネス講師|子育て英語講師

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習い事を辞めたいと泣く子への対応はこれだけ!【子育てコーチ監修】

習い事を辞めたいと泣く子への対応はこれだけ!【子育てコーチ監修】

「習い事を辞めたい!」と泣く子どもにどう対応したらいいのか…。

辞めグセがついてしまうんじゃないか…
お金がかかってるのにもったいない!
なんて声かけをすればいいんだろう…

自分からやりたいと言ったのに、すぐに「辞めたい」と言う。あるあるですね。

レッスンの度に寄り添ったり諭してみたり、怒ってしまって自己嫌悪になってみたり…

正直、めちゃくちゃ疲れませんか!??

毎日の対応、本当におつかれさまです♡

わたしの結論として、習い事を泣くほどいやがっているとしたら、学びを習得しづらい状態なので辞めてもいいです。

この記事では、

  • 習い事を辞めたいと泣く子は辞めさせていい?
  • 習い事と親子の信頼関係
  • 「習い事辞めたい」に対する声かけ

を、子育てコーチであるわたしはるなが自身の体験談を交えて解説していきます。

声かけ対応も解説していますので最後までぜひご覧くださいませ♡

この記事を執筆・監修した人
  • 2児(2018年長女・2021年長男)の母
  • インスタでは声かけコーチとして発信
  • 長女出産を機に幸せな親子関係の構築について学び、関連する講師やセラピストの資格を取得
  • ママのマインドの整え方と子育ての実践法の両方面からサービスを提供
  • 子育てコーチ|JBCH認定ヒプノセラピスト|マインドフルネス講師
親子の絆を深める専門家です♡
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習い事を辞めたいと泣く子は辞めさせていいの?

結論から言って、子どもを観察して本当に辞めたい様子ならスパッと辞めさせてもいい!

そのほうがお互いの精神衛生上とってもいいことがあります。

理由としては…

  • 嫌がって取り組んでいるときに学びはない
  • 辞めグセがつくはウソ!
  • 親の期待を投影しているかも…

説明していきます。

嫌がって取り組んでいるときに学びはない

習い事辞めたい…!

と子どもが泣くとき。

子どもの心には、不安や心配、「うまくできない!」という無力感や自信のなさなど、ネガティブな感情が渦巻いています。

ネガティブな感情に支配されているときは、残念ながら上達しません。

言語学者Krashenによる仮説で、ネガティブな感情があると第二言語習得が難しくなるという考えがあります。

これは一般的な習い事にも言えるのではないでしょうか

わたし自身、年長から中学卒業までピアノを習っていました。

ですが、毎週「辞めたい!」と泣いていました。

聞く耳を持ってもらえずピアノを習い続けましたが、義務感でやっていたので、今じゃまったく弾けません…!

むしろちょっとピアノに苦手意識がある始末です…!!

辞めグセがつくはウソ!

「すぐに辞めさせたら辞めグセがつくというのは迷信」と、教育評論家の親野智可等先生もハッキリおっしゃっています。

わたしもそう思うので、とても共感しました

子どもが本当は続けたいのに今だけ気持ちが落ちているのであれば、一時的に休んだり距離を置いたりしながら様子を見る必要があります。

この子どもの本音を引き出す声かけについては、のちほど紹介します。

親の期待を投影しているかも…

親というものは無意識ですが過剰に子どもに期待するものです。

子どもに「ピアノを習いたい!」と言われたら、すぐに子どもがピアニストになるかもしれないと考えます。

そんなことなかったとしても、「ピアノを楽しんでくれたらいいな♡趣味にしてくれたらうれしい♡」と妄想します。

もしかしたら重すぎるかも…!

子どもとしては1回やってみたら満足したのかもしれないし、「思ったのと違った」と思ったのかもしれません。

さらに、今の世の中はAIに負けないように、『小さいうちから夢中になれるものを見つけること』が良しとされますよね。

その結果、知らず知らずのうちに子どもに「小さいうちに好きなモノや夢中になれるモノに出会ってほしい」という期待をかけているかもしれません。

脳科学者の茂木さんがこの視点について触れていて、共感したので紹介します。

やりたいことは『出合い』です。出合いには人によってタイミングがあるのです。僕自身も脳科学の世界に出合ったのは30歳のときです。英語に目覚めたのは、『赤毛のアン』の原書に触れた高校時代です。
~中略~
その子がやりたいことに出合ったときは、『僕/私には無理かも』と思わない子に育てておくことが大切です。

引用:『頭がいい子が育つ家庭の8つの習慣(日経BPマーケティング)135-136P』

好きなものとの『出合い』は幼少期や児童期じゃなければ専門になれないというわけではありません!

地頭のよい子の親はどうしているのでしょうか。実は『子どもに自分で選ばせている』のです。
~中略~
やりたいことを子どもに選ばせて、それにとことん熱中させてあげてください。
一つのことを突き詰めていく学びは、今はやりのアクティブラーニング=探求学習です。この力がつくと他の分野にも応用が可能になります。自分が選んだテーマに対する強い好奇心と探求心。これこそ地頭がいいということにほかなりません。

引用:『頭がいい子が育つ家庭の8つの習慣(日経BPマーケティング)133P』

子どもが自分から選んで好奇心と探求心を育む環境が大切ですね!

ですから、子どもがみずから進んで学ぶものは『将来役に立ちそうなもの』でなくてもいいのです。

ポケモンに夢中になってもいいのです!

こちらの書籍です

「習い事を辞めたい!」真意を確かめる声かけ

「習い事を辞めたい」と言われたら、辞めさせてもいいとは言っても!

「辞めたい」が本当の気持ちではない場合がありますので、見極めは大事です。

つまり、習い事自体は続けたいけど環境を変えたかったり疲れたから一時的にお休みしたかったりするだけ…という可能性があります。

たとえばその原因としては…

  • 先生と合わない(けど習い事自体は好き)
  • ほかの生徒や教室が合わない
  • 一時的に気後れしている
  • ほかのことで疲れていて休みたい
  • たまたま嫌なことがあった

などがあります。

この場合、言葉での表現が上手にできなくて「習い事辞めたい」になっているんですね。

「習い事辞めたい!」と言う子どもの真意を見極められる声かけは…

オウム返し+沈黙です。

ついつい、いろいろ言い返したり理由を聞いたりしたくなりますが、ぐっとこらえてただ繰り返しましょう。

習い事、辞めたい…

そうなの…習い事、辞めたいの…(沈黙)

これだけです!

この『オウム返し』の手法は、菅原裕子さんの『子どもの心のコーチング』で学び、目からウロコでした。

たとえば、「習い事辞めたい」に対して例として親の声かけがありますが…子どもの心の反応は次のようになります。

親の声かけ子どもの心の反応
「え!?なんで?」なんでって…(言い訳が始まる)
「いいよ、やめなやめな」どうでもいいのかなぁ…
「今やめなくてももう少しがんばってみたら?」わかってないなぁ、今やめたいの!
「何言ってるの!?」言わなきゃよかった

声かけ難しい…!

注目したいのは、どの声かけも親の『我が子を想う気持ち』から反応的になっているのがポイントです。

なのに、子どもにその想いが正しく伝わっていないのですね。

それだと、「親にわかってもらえない」「どうせ聞いてもらえない」と、子どもも反応的になってしまいます。

オウム返し+沈黙』で返すとどうなるでしょうか?

そうすると、子どもの心に『自発的に考える余裕』を与えます。

「そうなんだ…辞めたいんだ…(沈黙)」

辞めたいっていうか…今日は行きたくない…

というように、子ども自身も無意識だった本音に気づきやすくなります

どんな返しをしても、どうしても親の期待が入ってしまうので、『オウム返し+沈黙』は本当におすすめ。

子どもの自主性を育めます♡

インスタグラムでも投稿しています!

書籍にはもっと詳しく書いてありました♡

子どもの本音を引き出すために、『オウム返し+沈黙』ぜひ試してみてください。

子どもが本心は「続けたい」場合

ここで大切なのは、子どもの本心を引き出した結果、

本当は習い事を続けたいのに、壁を感じて迷いが出てきて「辞めたい」と言っている場合です!

子どもがストレスに感じているものを最小限にして続けられるようにサポートできます♡

子どものやり抜く力を育ててあげられますね。

こんな方法があります

  • しばらく休んでみる
  • 見学してみる
  • 小さいゴールを決める

いきなり「ショパンを弾けるようになる!」ではなくて、「これならできそう!」というゴールを作ってみるのがいいと思います。

たとえば、「キラキラ星を弾けるようになる」などです。

子どもと一緒に小さなゴールを決められるとなお良いですね!

たとえば、「習い事自体はやりたいけど、教室にお兄さんお姉さんばかりで気後れする…」ということであれば、

「今日は10分だけ練習に参加してみる!」というステップでもいいのではないでしょうか。

辞めるにせよ、続けるにせよ、子どもの本音を引き出して寄り添ってサポートできるといいですね。

「習い事辞めたい!」からの親子の信頼関係の築き方

『習い事辞めたい』とGoogle検索すると、『言えない 親』と検索の候補が出てきます。

その検索数は2024年12月時点で月200件ほどの件数がありました…。

「習い事を辞めたいな…」と思っているのに、親に反対される気がして言えないでいる子が多いということです。

シンプルにすごく悲しいし切なくないですか?

親としては、

  • 頑張って乗り越える経験をしてほしい
  • 今までの努力を無駄にしてほしくない
  • お金がもったいない

などなど、いろいろな期待や想いがありますが、

親子の信頼関係を壊してまで大切にしたいことなのかという視点で考えることは大切です。

そら、習い事をつづけてたら、いやだなーって日もありますよね。

「やだなー」「やめたいなー」って言いたくなりますよね。

親だってたとえば毎週ヨガをやるって決めたのに「やる気出ないわーやめたいわー(やめる気はないけどw)」って日もありますよね。

だから、子どもの「やめたい」には、

わかるーそういう日あるよねーママもそういう日あるよー

って共感してあげるだけでいいかもしれないですね♡

余裕があったら、「じゃあ、もう今日は休んじゃいなよ?」って言ってあげられるかもしれません!

そこからエネルギーを溜めて充電してまた次に頑張れるかもしれないし、「やっぱやめるー!」ってなるかもしれません。

どちらにせよ、そんな心の変化を気軽に言える親子関係でありたいです。

親は監督ではなく、子の応援団長になりましょう♡

親の意見はあくまで『提案』という形でとどめておきたいです。

本気で辞めたいんだなと感じたらスパッと辞めてもいいし、子どもの本心に迷いがありそうならとことんつき合う!

子どもの判断(ときには迷い)に寄り添うしかないのです。

「習い事辞めたい!」我が家の体験談

うちの娘も5歳のときに10カ月続けた公文を辞めたいと言い出しました。

こんな偉そうなことを言っているわたしですが…

もうちょっと続けてみたら?」と言いました!

ごめんなさい

だって、公文を始めてから文字を読めるようになって書けるようになって…

成長がめざましかったからです!

最初は楽しそうにプリントしてたし!

もっともっとできるはず!

と、期待していたのですね…。

わたしが、そんな感じでのらりくらりとかわしていたら娘がしだいに辞めたいと言わなくなりました。

「最近は楽しくできているのかなー?」なんてのんきに考えていたのですが、

だって、辞めたいって言ったらママとパパが悲しむから…

と、娘がある日ポツリとつぶやいたのです。

これは、やばい!

『習い事 辞めたい 親に言えない』って検索するパターンのやつだ!!!汗

ママとパパの気持ちは考えなくていいとしたら、本当はどうしたい?

と聞いたら、「やっぱり辞めたい!」と答えました。

これは一大事だと一家で家族会議を緊急招集!

\緊急事態発生!緊急事態発生!/

娘になぜ公文を辞めたいのかをプレゼンしてもらいました。

2歳息子も入れて、議事録もとり、それぞれの想いを正直に否定しないという約束で話し合いました。

わたしも、

公文でたくさんできるようになったから本当はつづけてほしいけど、本人がやめたいならその決断を応援したい気持ちが強いよ

と正直に言いました!

結果、

  • 何回も同じことをやる公文のやり方が合わない
  • 先生とじゃなくママと一緒にやりたい
  • チャレンジが楽しそうでタブレット学習してみたい

という、娘の本音を聞き出すことができました♡

勉強を辞めるのではなく、形を変えてやりたいということだったのですね。

現在、娘は自分からやりたいと言ったチャレンジを毎日がんばっています!

(このときも、親はどうしてもタブレット学習だと知識が定着しないとか運筆力がつかないとか、そういう正論を振りかざしたくなるの…!でも我慢!)

またやりたくなったら再開すればいい♡

どうしても大人って子どもに「失敗させたくない」「成長してほしい」「乗り越えてほしい」っていう期待を押し付けちゃいますよね。

でも、子どもが辞めたいと言って辞めて後悔したならそれも学び!

子どもの決断をいつも応援できる親でこれからもいたいです。

家族会議についてはこちら

ちなみに、家族会議についてはこちらの書籍を読んで学んで取り入れてます!

お互いの本当の気持ちをシェアしたり家族をチームとして運営していくのに、家族会議はとっても大事です!

\インスタにもまとめてます♡/

この投稿でも公文にどう取り組むかの家族会議してる…笑

習い事を辞めたいと泣く子への対応まとめ

習い事を続けさせないと辞め癖がつくという教えがありますが、それは迷信です。

これは聞いた話ですが、あのバレエダンサーの熊川哲也さんも、幼少期はコロコロ習い事を辞めたそうです。

ご両親は何をやっても続かないと思ったそうですが、バレエに出会ってからはバレエに夢中になり、いまや世界のバレエダンサーです。

親ができることは子どもにより多くの体験をさせて、好きなものに出会わせてあげること♡

子どもは好きなものを見つければ、それに夢中になっていきます!

習い事に限らず、子どもが「失敗しないように」「強くなるように」「将来のために」と、親は子に過剰な期待をかける傾向にあります。

しかも無意識だから厄介…!

ですが、イヤだなーというネガティブな感情があるときは、学びの効果がない…どころかマイナスになります。

辞めさせてもらえないという想いは親子の信頼関係にも深くかかわるかもしれません。

親は監督ではなく、応援団になりましょう♡

子どもの(親にとっては不都合な)決断も、応援できる!そんな親になりたいです!!!

修行だぁ~~~

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この記事を書いた人

ヒプノセラピスト/子育て英語講師/マインドフル子育てコーチです。
あらゆる知識を総動員して、「子育てを楽しく」をカタチに。
読むだけでママの心が軽くなって子育てのヒントがもらえる♡
そんな居場所をお届けしていきます。
わたし自身もこのサイトを通して子育てをフルパワーで楽しむ姿を実現していきます!

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